梨状筋症候群とは

梨状筋は骨盤(仙骨)と大腿骨をつなぐ深層の筋肉で、坐骨神経が近傍(またはその下)を通っています。長時間の座位・股関節のオーバーユース・筋肉の緊張で梨状筋が硬化すると、坐骨神経を圧迫しお尻から脚にかけての痛み・しびれが生じます

坐骨神経痛は腰椎椎間板ヘルニアなど他の原因でも起きます。強い痛み・排尿排便障害・両脚のしびれがある場合は整形外科・神経科を受診してください。

梨状筋症候群の特徴的なサイン

  • お尻の奥の深い痛み・張り(臀部の中央〜外側)
  • 長時間の着席後に痛みが増す
  • 股関節の内旋(内向きに回す動き)で痛みが強くなる
  • 脚を組むと痛みが出る(梨状筋が伸ばされる)

梨状筋ストレッチ3種

① 仰向けピジョンストレッチ

仰向けで片膝を90度に曲げ、反対の膝の上に乗せます(4の字)。両手で下の脚の太ももを持ち、胸に引き寄せます。お尻の外側の伸びを感じます。30秒×左右3セット。

② 座位の梨状筋ストレッチ

椅子に座り、片脚を反対の太ももの上に乗せます。背筋を伸ばしながら前かがみになります。30秒×左右。

③ フォームローラーでのトリガーポイントリリース

フォームローラーに片側のお尻を乗せ、体を傾けてお尻の奥に圧をかけます。痛みを感じる部位で30〜60秒キープします。

踏み台昇降中に片脚で体重を支える際、梨状筋が使われます。梨状筋が硬い状態で長時間昇降すると症状が悪化する可能性があります。昇降前後にピジョンストレッチを行うことで予防できます。

よくある質問

毎日やっても問題ありませんか?
ストレッチや軽いケアは毎日行えます。痛みがある部位は無理に動かさず、「気持ちよい範囲」でゆっくり行うのが原則です。鋭い痛みを感じたらすぐ中止し、症状が続く場合は専門家に相談してください。
効果を感じるまでどのくらいかかりますか?
柔軟性の改善は個人差がありますが、毎日続けると2〜4週間で「少し動きやすくなった」と感じる方が多いです。慢性的なコリや硬さは長期間かけて形成されたものなので、焦らず継続することが大切です。
痛みがあるときもやっていいですか?
鋭い痛みや炎症が疑われる場合は、まず安静にし医師に相談してください。「なんとなくだるい・張っている」程度の慢性的な不快感であれば、軽いストレッチは有効なことが多いです。自分の体の声を優先しましょう。
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